太陽

ひさしぶりに暗めの映画をみた。みるの疲れるかなぁと思ったけど、あらすじは深くなかったので、ぼーっと観れました。時間の流れが分かりにくくって、気づいたら終戦後になってたりしたけど。
終戦直前から人間宣言までの、天皇の孤独と苦悩の日々を描いている。他でも言われてるように、昭和天皇役のイッセー尾形の、天皇=神とされる孤独の中で一人の人間として日本のために苦悩する姿、一方で、ユーモアに富んでいて人間としても魅力ある様子を演じきっていて、映像としてとてもおもしろい映画でした。
東京のまちの様子はどこか日本じゃないような雰囲気で外国の人がつくった作品っぽく、ヒロヒト天皇東京大空襲の夢を見ているシーンはなんとなくロシアアニメーションを思い起こさせるような色合いと重苦しさだったので、ロシアの映画なんだなぁと思った。皇居の庭のバラの咲いている横に鶴がいたのは、外国人の勘違い?それとも本当に飼ってたのかな?あと、通訳のアメリカ人なのに、天皇を神として会話していたのが、不自然な感じだった。実在の人物がいたのかなんなのか。
ロシアの映画ということもあってか、どことなくアメリカ兵の描きかたが、軽くてあほっぽいかんじになっていたのが新鮮でした。
太陽 [DVD]