世界はときどき美しい

5つの短編からなるアンソロジー。70分で5話なので1話はあっというまです。会話で進んでいくのではなくて、ほとんど主人公の語りで進んでいきます。
若手作家の短編小説みたいでした。

この映画のタイトルの由来と書いてあったプレヴェールの詩集を持ってたので「われら父よ」を開いてみた。私の持ってる本には「地上はときどき美しい」となってました。
「この世のすべてのすばらしさは/地上にあります/あっさりと地上にあります」ってところが素敵ですね。訳がいいかはわかんないけど。
惨めな日々の中に美しさのかけらを映し出そうとするのは伝わってくるけど、自分に置き換えて共感できるというかんじではなかったから、ちょっとヨーロッパの映画風、おしゃれな映画というかんじでしたね。でもあまり響いてこなかっただけに、もう1回見たら印象変わるかもと、もう一度みたい気はします。キャストは悪くないですし。
世界はときどき美しい [DVD]
プレヴェール詩集