複本

http://excite.co.jp/News/bit/E1251476721099.html
あ、複本問題。しかもいまさら。
複本は数年経ったら1冊以外は必要なくなる消耗品。税金で同じ本を何冊も買うより、別の資料を買ったほうが市民の財産になるのか。うーん、具体的に考えてみよう。
1Q84 1巻 1,890円」
台東区(人口166,766)の場合、予約400人、蔵書9冊(×1,890円=17,010円)。問題となる数年後に廃棄される複本分は8冊15,120円、人口で割ると0.09円分。
世田谷区(人口832,377)の場合、予約2062人、蔵書72冊(×1,890円=136,080円)。複本分は71冊134,190円、人口で割ると0.16円分。
うむ。なにか計算が安易な気がしないでもないが。
思ったより、負担は少ない。これで読みたい本が保障されるなら安いものじゃないかな。しかも、ベストセラーが読みたければ自分で買えというが、1冊自分で買うお金があれば図書館で何冊も読めるよ。1年待ち以内で借りられないと意味がないと思うので、1冊あたり24人待ちがよいかと。世田谷はそれくらいですね。
問題は財政が逼迫してる場合かぁ。複本をたくさん買ってしまってそれ以外が全くないっていうのはつらいなぁ。私ベストセラー読まないし。最低限は各ジャンルに配分されることが前提ではありますね。(この最低限ってのが難しいのかな)
図書館がもっと寄贈に頼るってのはどうでしょう。買って読み終わったらすぐ寄贈してもらう。予約を待ってる2062人に感謝されるはず!多くの人が、ブックオフに500円で売るよりいいと思うと思うけどな。
てか、今は複本のせいで書店の本が売れないことが問題になってるみたいですね。状況を知らないので言えませんが、本が売れないのは出版業界のせいだ、人のせいにするな、知るかっ、と思います。