フランシスシリーズ

      

とってもとーってもかわいい絵本。2年前に知って、それ以来のおきにいり。どうやって知ったのか全然思い出せない。たぶん絵本紹介本に載ってたんだろうな。
フランシスとその家族がでてきます。フランシスはクマでもイヌでもなくあなぐまなのです。なんてマニアックな動物。フランシスシリーズは全部で5冊あって、1作目の「おやすみなさいフランシス」だけ、絵がガース・ウィリアムズであとの4冊はリリアン・ホーバンが描いています。でも、1作目の画風を引き継いでいるのか、そっくり。どんな理由があって絵が代わったんでしょうね。著者のラッセル・ホーバンがこれからシリーズでかいていきたいから、絵はやっぱり奥さんのリリアン・ホーバンにしようかなとか思ったんでしょうかね。
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1.ガース・ウィリアムズ絵「おやすみなさいフランシス」                   2.リリアン・ホーバン絵「フランシスとたんじょうび」
フランシスは絶対いい子ってわけじゃなく、すねたり、わがままいったりするけど、お父さんとお母さんがしっかり見守ってくれてて、ひとつのお話ごとに、ちゃんとフランシスはひとまわり大きくなっていっていくようすが描かれていて、あったかい気持ちにさせる。絵も鉛筆のようなやわらかい線で、表情がいきいきとしててあなぐま家族のほんわかとした雰囲気が伝わってくる。
おはなしの中でフランシスが口ずさむ歌が、ちょっとへんてこでたのしいし、とにかく、私はもうかわいさにやられて、全シリーズ集める勢いだったんだけど、「おやすみなさいフランシス」以外は好学社という聞いたこともない出版社。そこらへんの本屋さんには置いてません。で、取り寄せて買った「フランシスとたんじょうび」だけ持ってたんだけど、昨日、古本屋さんで「おやすみなさいフランシス」を見つけて、うぉ、これは買わなきゃと購入。これでシリーズ制覇に一歩近づいたというわけです。先は長いが。