御弓式

           
銀閣寺へ向かう道のすぐ近くにある、北白川天神宮の御弓式というものをみてきました。
矢で邪気を払って一年の無事を祈る行事。室町時代足利義政銀閣寺に向かう途中、突然馬が暴れだし進まなくなったことがあり、鬼門であるこの地に、神を祀って鎮めたことが由来といわれているそうです。本殿前で神事を行ったあと矢を放つ場所を清め、今年の恵方の空をめがけて1本、反対方向へ1本矢を放ち、最後に的に矢を射て悪疫退散を願いました。
観光客も少なく、直前に行けば十分です。地元の行事という感じの、いい雰囲気で静かにとり行われていました。甘酒がふるまわれるとどっかでみたので楽しみにしていましたが、今年は昆布茶でした。みぞれが降る中で寒かったので飲みたかったなぁ。神事のあと、お神酒と生米をいただけるようでした。
なんか京都といえば、観光客に知られているような人だかりができる行事ばっかりに目がいっちゃうけど、こういった静かな行事のほうがちゃんとしている感じがして、魅力的です。地になじんでて。
立派な神社で、桜の時期はきれいそうでした。

●御弓式/北白川天神宮/1月13日('08)11時〜11時半頃