ひよこのかずはかぞえるな

昨日は久しぶりにブックオフへいったから、いろいろ買い込んでしまった。
なかなかのおきにいりがみつかりました。

おばさんは朝めんどりが産んだたまごを市場へもっていく。丘をのぼり、丘をくだっていくうちに、「このたまごが、いったいいくらになろうかね?」と想像がふくらみます。売ったおかねでまずめんどりを2わ買って、まいにち3こずつたまごを産んで、その半分を売って、あとの半分はひよこにかえす。こひつじもかって、がちょうもかって・・・ついにはひろーい農場をもったむこどんから結婚の申し込みがきちゃうんだもん・・・あまりに想像がふくらみすぎて、うっかりたまごの入ったかごを落っことしてしまいます。
でも、「わたしにゃくらしていけるちいさいうちがあるし、ひとりぼっちにならないですむいぬとねこがいるし、まいあさおこしてくれるおんどりも、まいにちたまごをうむすてきなめんどりも、いてくれるもの。すてきなめんどりがいるだけでも、なんてしあわせなこったろう」とね。めでたし。

このほんわかしあわせになる感じがすき。
カラーのページとモノクロのページと交互で、よくみる外国の絵本って雰囲気。著者の紹介をみると、石版画で描いたみたい。色鉛筆のようなやわらかくて落ち着いた色合いがいいです。
おばさんの表情がすてきなだけでなく、かっているどうぶつたちもにぎやかにうごきまわっています。ねこなんかはどのページでもおばさんにくっついてて、ねずみをおっかけまわしたりしています。
訳がせたていじだったので気になったのですがやっぱりいい本でした。
ひよこのかずはかぞえるな (世界傑作絵本シリーズ)