毎日つかう漆のうつわ

漆塗は、お盆とか重箱とかはほしいなぁと何となく思っていたのだけど、この本を読んだら、大皿や小皿はもちろん、お茶碗すら"ぬりもの”でほしいなぁと思ってしまった。どんな料理もおいしそうだし、手入れもやきものと比べても大変そうじゃないし、割れにくそうだし、熱さにも強そうだし、口当たりよさそうだし、いいことだらけのような気がしてしまう。特にあこがれるのは入れ子組になってるお椀。ただ、ぬりものの問題は値段だね。
うつわの写真はほとんど、おいしそうにごはんが盛られ使われている姿で写っていて、こんな風にごはん盛りたいなぁとそそられる。内容も、いろんなかたちのうつわの紹介から、輪島塗の歴史、製作行程、扱い方、実際使っている様子の記事まで、130ページ弱の中にバランスよく無駄なくまとめられていて、手元にほしいなぁと思った1冊。
毎日つかう漆のうつわ (とんぼの本)