夜の来訪者

ひさびさに1日家でぼーっと過ごした。猛暑だったらしいが、今回の家はこの上なく風の通りがいいので最高。
図書館でふと目に留まって借りてみた。久しぶりの岩波文庫。手にとるタイミングがなかなかないけど、英米の文学もたまに読むとおもしろいなぁと思う。しかも今回は戯曲。戯曲はかなーり苦手なんだけど、場面転換もほとんどないし、登場人物も増えないおかげか、これはつまずかず、一気に読めてしまった。きっと名作にちがいない。社会的背景や、絡み合う人模様もわかりやすく、話に引き込まれる。
"息もつかせぬ展開と最後に用意された大どんでん返し──再々上演され,映画化されたイギリスの劇作家プリーストリー(1894−1984)の代表作.舞台はある裕福な実業家の家庭.娘の婚約を祝う一家団欒の夜に警部を名乗る男が訪れ,ある貧しい若い女性が自殺したことを告げ,全員がそのことに深く関わっていることを暴いていく。"

夜の来訪者 (岩波文庫 赤294-1)