重森三玲の庭−地上の小宇宙−

先日のギャラリーRAKUに引き続き、最終日に慌てて見ました。「重森三玲の庭−地上の小宇宙−」展。去年関東に住んでいたときに行きそびれた展覧会だったので、つい数日前、京都でやっていることを知って、お、運がいいと行ってきました。
重森三玲(みれい)は昭和の庭師さんで東福寺方丈庭園が有名。日本の伝統的な古庭園を調査してまわって「日本庭園史図鑑」「日本庭園史大系」で体系的にまとめたりと研究にも熱心に取り組んでて、伝統の模倣だけにとらわれない庭園観を切り開いた。独自のスタイルで斬新なデザインを取り入れたりと、伝統の発展に貢献している人物。
建築分野関係の展覧会は好きでちょこちょこ行くんだけど、正直いうと、図面が全然読めません。悲しい。写真と図面で展示。作品紹介のキャプションはちょこちょこあり、模型が確か2点。最後に、遺品と作庭している様子・三玲が庭について語っているビデオいう構成。
彼の邸宅は重森三玲庭園美術館として、吉田山のあたりにあるそうじゃないですか。知らなかった。また、近くで行ってみたい所がひとつ増えました。
◇「重森三玲の庭−地上の小宇宙−」京都工芸繊維大学美術工芸資料館/2007年6月25日〜8月4日/一般200円