三徳山3

三徳山へは倉吉駅からバスで35分、670円。本数はそれほど出てないので寝坊は禁物、朝7時41分のバスに乗って行きました。到着。本堂とかには目もくれずとりあえずまずは登らなきゃと受付口へ。前日も雨が降って、当日も雨が降ったり止んだりだったので、登山靴じゃない場合は藁ぞうりを買って履いてくださいと言われました。え、スニーカーのほうがいいんじゃないの?と疑いつつ、藁ぞうりが安全なんですか?と聞いたら、一番すべりにくくて安全です。といわれたのでまあそれじゃないと登れないんだしと500円で藁ぞうりを買って履き替え準備万端。私たちがその日の一組目でした。
すぐに急斜面が待ち受けてました。んーこれはどこが通り道なんだ??ほんと道なき道を行くって感じ。木の根っこをつかみ、足を引っ掛けよじ登るといった風。あっという間に見晴らしのいい高さになりました。ふつう登山って、最初は景色も見えないようなところをだらだら登って頂上手前でやっと高く登った感じがするものだけど、三徳山は急だから、はじめから迫力満点だし、すごく高いところを登ってる感じがするから、楽しい。
一つ目の建物、文殊堂。ここが見所のひとつ。建物の脇を鎖を使ってよじ登ります。アスレチックのよう。
 
そこからの眺めは天気は悪かったけど、霧が出てて、なかなか良い雰囲気。端から下を覗くとこんな感じ。たかーい。
 
ここからさらに岩と木の根っこの道をよじ登ってどんどん行く。次に地蔵堂、鐘楼とある。ここまで来ると慣れてきたせいか、だいぶ歩きやすくなった気がする。次の観音堂が私にとってはくせものでした。観音堂は、崖の岩のくぼみに建てられていて、その先にある投入堂へは、観音堂の裏の、建物と岩との暗くて狭い隙間を通っていかなければなりません。なんか入り口でもらった御札が散らかってるし、ぶきみで泣きそう。でも通らないといけないし・・・。怖かった。もうそれを通ったらすぐ投入堂。あの夢にまでみた投入堂
 
それはもう、幸せでした。もう来ることもたぶんないだろうし、しっかり目に焼き付けて。道が投入堂の手前で終わりだから、こちらからの角度しかみれなくてちょっと残念。昔は投入堂まで登れたんだけど、転落事故があって登れなくなってしまったみたい。いつの話だったか忘れたけど。あー帰りまた薄暗い観音堂の裏を通らなきゃいけないと思うと帰りたくない。
よっぽど気に入って、帰りも文殊堂で眺めをゆっくり見たあと、無事下山しました。ゆっくりしても2時間かからないくらいのコース。雨にも降られず、曇っていたから暑さもひどくなく、最高でした。
帰りのバスは途中で降りて、三朝温泉の河原足湯につかって帰りました。山陰本線はのんびり。
二日目 倉吉・三徳山―(山陰本線)―京都