カルロ・ザウリ展

     
文化の日知恩寺の古本市と京都国立近代美術館へ出かけました。先週と違って天気もよく、木々も少しずつ色づいていました。
京都国立近代美術館、今日は文化の日で無料観覧日。イタリア現代陶芸の巨匠、カルロ・ザウリの展覧会でした。
陶芸の可能性を追求していった作家でしょうか。陶芸とか彫刻は、材料が姿かたちを変えられて全く別の存在になってしまうのがおもしろい。私たちが目に見えない細胞から形づくられているのと同じように、カウロ・ザウリの波打っている作品は、小さな土の粒から作られているけれど、まったく別の存在、生き物みたいに感じられました。なみなみうねって、展示台からはみださんばかりの力強いのもあったし。
陶芸って前後がない作品が多いイメージがあったけど、カルロ・ザウリの作品は正面がはっきりわかるものが多かった。
◇「カルロ・ザウリ展 イタリア現代陶芸の巨匠」京都国立近代美術館/2007年10月2日〜11月11日/一般1000円