村野藤吾設計図展

建物を見るのが好きです。美術作品を見るのも好きなんだけど、いまやなんでもありのそれらに対して、建築は制限がかなりある。建築は使えなければ意味がなく、実用的なところがいい。自分ひとりの手では到底できるものではなく、多くの人を巻き添えにする熱意が必要で、愛にあふれているところもいい。
というわけで、カテゴリーに「建物をみる」項目を足して、以前の日記もいくつか移しました。たいしたことは書けないので、私の覚書き程度ですが。
今日行った「村野藤吾建築設計図展」は9回目だそうで、今回、晩年の作品を紹介して一区切りとなる。工芸繊維大は図面をたくさん持っていて、毎年、ゼミ学生が中心となって開催している。みどころは学生たちが徹夜づけでつくった模型たちらしい。
実は、思い返してみたけど、私ひとつも村野藤吾の建物を見たことがないみたい。

◇「第9回村野藤吾建築設計図展」京都工芸繊維大学美術工芸資料館/2007年11月27日〜12月22日/一般200円
・14:00〜17:00 シンポジウム「村野藤吾・晩年の境地」 京都工芸繊維大学