小杉小二郎展

近くの美術館にでもと、茨城県つくば美術館へ行ってみました。
やっている展覧会は小杉小二郎という62,3歳のパリにいる画家のよう。ポスターは、なんとなく昭和のモダンな感じのする、品のいい感じ。いいかもと、みにいきました。
つくば美術館って、茨城県近代美術館の分館なのかしら?でも独立した企画展が年数回ちゃんとあるんですね。
独特な静かで繊細な色使いで描かれた静物画から始まり、ちょっと詩的な構図もありつつ絵は展開していきました。途中、紙オブジェみたいなのが出てきてちょっとおもしろいかな、と思っていたら、最後のほうはどんどんコラージュや工作みたいなのになってきて、お母さんが亡くなってからは、キリスト教的な作品も出てくるし、う〜ん、となってしまいました。前半は好きだったのにな。
夜から明け方うっすら明るくなるときの空の色が印象的ですてきでした。
ところで、チラシの裏の解説に出てくる「造形語彙」って言葉が目にとまりました。造形+語彙。えーと、どういうことだろ。

◇「小杉小二郎展 巴里/窓辺に詩う」茨城県つくば美術館/2008年4月26日〜5月25日/一般380円