うさぎさんてつだってほしいの

うさぎが出てくるお話。ってタイトルからでもわかるけど。
今日はお母さんの誕生日。なのに女の子は何もプレゼントするものを持っていません。そこで女の子はうさぎさんに相談します。お母さんの好きな赤い物はないかしら、黄色いものは、緑のものは・・・うさぎさんと女の子は次々とプレゼントを集めていって、最後には素敵な贈り物ができあがります。
かわいらしいうさぎって感じじゃなくて、足が長くてスマートな、遠くから女の子を見守ってる彼?は謎めいたオーラを放っています。センダックが描く絵は味がある。いいですね。ほんと、お話の世界に吸い込まれちゃいます。
プレゼントって何かものをあげることじゃなくて、相手のことを想う時間も大事だよ。その過程があって、もらう相手も喜んでくれるんだよってことが嫌味なく伝わってきます。
一目ぼれしちゃう素敵な一冊です。
うさぎさんてつだってほしいの