鳥を見る

以前、図書館でふと目にして借りただけなのに、今でも印象に残ってる、吸い込まれそうな空気感。野口里佳という人の写真作品集。出会ったことのない雰囲気の写真。浮遊感と引力を感じた。
技術の方は詳しくないので、うまく言えないけど、全体的にぼやっとしていてモノトーンか柔らかい色合い。独特のブルーです。ノスタルジックな青?巻末を読むと、非現実のような現実を撮っているみたい。それは写真にありがちな、非現実にみたいな一瞬を捉えたものでなく、ゆったりとした時間の中でのそれを求めているとあった。
具体的には言い表せないけど、この本の一連の作品からは、何かが浮かび上がってくるのを感じる。それが何かはまだわからないんだけど。今度、国立新美術館で展覧会をやるらしい。行かねば!!→「光 松本陽子/野口里佳」2009年8月19日〜10月19日
鳥を見る―野口里佳作品集