マイナス50℃の世界

とあるテレビドキュメンタリー番組(椎名誠がレポーターだったらしい)の取材の通訳だった著者が、その旅の中で体験したシベリアのヤクート自治共和国、現サハ共和国での体験を綴ったもの。過去に出版されたものを再編集したものらしい。
毎日小学生新聞」連載がもとになっているだけあって読みやすい。けど、大人も読み応えあり、おもしろい。感じたことを率直に話題にしてるせいか、理解しやすい。私たちの生活にも身近で容易に想像できる事柄を、米原万理らしい絵と文章を通して、極寒の自然の中での暮らしがどんなに興味深いかを教えてくれる。写真もいいし、機会があったら買いたい本。
私が行くのは10月だから本当のロシアは体験できないのでちょっと残念。けど真冬だと準備とかも大変だし、不安だし、手始めは穏やかな時期が一番だよね。
マイナス50℃の世界