オリガ・モリソヴナの反語法

あれよあれよという間に読み進めてしまいました。すっごくおもしろかった。人にオススメできる読み物って難しいけど、これは迷わずオススメできると思う。
いいところは、巻末の池澤夏樹との対談にしっかり書かれていたので、私の感想を述べるまでもないなぁ。日本語で、こんなに生き生きとした生のロシアを知ることができるなんて、米原万理はなんて貴重な作家だったんでしょう。
あーやっぱロシア人ってこんなふうに融通がきかなさそうなのに、結構融通がきいたりするんだーと納得。
オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)