スズキコージ

           
大学のとき、友達がスズキコージが大好きで知りました。なんかお祭りさわぎみたいっていうのが第一印象。人もどうぶつも色もごったがえしている。私の本棚には「エンソくんきしゃにのる」(こどものともセレクション)と「かくれんぼ」(こどものとも年少版)があります。
「SELF-SOアートギャラリー」というところでやっているらしいので行ってみました。
西陣のほうにある町家を利用したギャラリー。よくあるようなかっこうをつけた町家を想像していたんだけど、違ってて、いい雰囲気でした、入りやすかったし。静かな路地にあって、住んでみたいなぁと思うくらいこじんまりとしててすてきでした。今度引っ越すときは、町家みたいなところに住もうかなぁ、今住んでる昭和のハイツっぽい建物も大好きなんだけどね。
大きな絵が数点、小さな絵、コラージュがいくつも、空き箱を利用した作品と、ところ狭しとたくさん並んでいました。天井からもひとがたの作品がぶら下がっていたり、折り紙の切り絵でつくった飾りがいっぱいに飾り付けてあって、部屋全体がスズキコージになってました。
空き箱の作品をじーっと眺めていたら「触ってみてもらってもいいですよ」とギャラリーの方が言ってくださったので「え、さわっていいの!!」と、うはうはで触りました。立体ってなんであんなにわくわくするんだろう。中を開けてみたり、底をのぞいたり、ほかの面をみてみたり。絵本のページを好きな順番にめくるのと同じような楽しさがあります。
また、行ってみたいギャラリーです。
◇「スズキコージの魔法画展」SELF-SOアートギャラリー/2007年10月30日〜11月11日
エンソくん きしゃにのる (こどものとも傑作集)